TOP50第3戦旧吉野川
TOP50シリーズの折り返し点となった第3戦旧吉野川。
優勝することができました。
まず、応援して下さった方々、スポンサー各位、関係者の方々に
感謝申し上げます。
2012年のTOP50シリーズ最終戦「霞ヶ浦」で優勝して以来
3年ぶり、シリーズ通算4勝目をあげることができました。
僕の中で「優勝」というものは狙って勝ち取ることは不可能、
チャンスを捉え流れを引き寄せること・・・
その時々のフィールドを自分中心のリズムへと持っていくことが
できれば優勝へ近づけると考えています。
今回の旧吉野川戦・・・
2日目にそのチャンスが訪れ、流れを引き寄せ、自分のリズムへ見事に
持っていくことができました。
プリプラクティスでは、「いつも通り」の感じで行いフィールドの状況を
確かめ「感じる」プラクティスを行いました。
直前の2日間の公式プラクティスでは、今回の試合でメインエリアとなった
今切川でノーシンカーで2匹、旧吉野川上流のスモラバで釣った2匹のバス
のみ、その他の時間はフィールドの感触得ることにしていました。
僕の場合直前のプラクティスでも「感じる」程度にしています。
実際に本領を発揮しなければいけないのは、試合が開始されてから・・・
初日は満水日、今切川ノーシンカーで2匹、旧吉野川上流スモラバで2匹と
予想していたバスをキャッチし4匹3418gで9位という結果でした。
ただ、不安なことは2日目、3日目の減水日をどうするか、
というのも僕が狙っていたのはシャローの縦のストラクチャー。
水深1m前後の護岸、アシ、杭などの縦ストのシェードにつくポストスポーン
のバス。
減水日である2日目、3日目は約1mの減水、当然それまで狙っていた
縦ストは陸の上・・・
2日目、今切川からスタートしすぐに小さいながらもキーパーをキャッチするも
後が続かず移動、旧吉野川上流スモラバで流すもバイトはなく移動、
水が動き出すタイミングで旧吉野川下流のアシへ・・・
橋脚脇の杭で1匹キャッチし、小移動をしながら12時ぐらいにもう一度
今切川へ・・・
減水が進みそれまで狙っていたところは案の定陸の上、しかも引き波も
重なりシャローは濁ってかき回されている感じでした。
そんな状態のシャローできた1匹のバス、800g位のバスでしたが、
この試合の流れを決定づける1匹なりました。
この1匹のバスを釣ってからは、「縦ストについていたバス達は移動せず近くにいる」
と確信、徹底してシャローを攻め続けリミットメイク、さらに2匹入れ替えを行い
5匹4070gで4位、2位で予選通過となりました。
1位との差は902gしかも青木・・・
とはいえ、一番プレッシャーを感じているのは2位の自分ではなく
1位の青木選手であることは間違いなく、プレッシャーを与える側の自分の方が
リラックスしていたのかもしれません。
3日目、タックルは2セット、迷いは一切なく今切川のシャローへ・・・
「ゾーン」へ突入している自分を信じ釣れると確信しているエリアのみを
狙い続け12時までにリミット、帰着間際に1匹入れ替え
「今自分にできることをすべてだした」という感じで検量へ向かいました。
今シーズンからの決勝でのウエインは暫定トップの選手はホットシートへ
残るというハラハラドキドキのウエインショーです。
暫定1位で迎え残るは青木選手一人・・・
優勝が決まった瞬間ですが、疲れで声が出ませんでした。
1週間釣りをするより、決勝での6時間30分の方が遥かに疲れます。
(心地いい疲れでもありましたが・・・)
もう一つの疲れは体力的な疲れなのですが、とにかくキャスト数を
多くすることが重要だったので、ピックアップは勿論全力で回収し
無駄な動きも抑えるということが大切でした。
おそらく他の選手の2倍はキャストしています。
タックルは前回のブログに書いたFACTプロトロッド+レボLTXZPIに
バスザイルR10lbに3.5インチストレートワームをセットしたものを
2セット用意し、がまかつワーム329HD#2のガード付とノーマルの
フックを使い分けました。
試合直前に組み上げたロッドが、いきなりウイニングロッドになりましたが、
このロッド無しでは今回の優勝は無かっただろうというぐらい僕の中では
「かなりきてる」ロッドです。
「作った甲斐がありました」。
次戦は福島県桧原湖、来週にはプリプラクティス開始です。